当院ではスギ・ダニの舌下免疫療法が可能です。診察予約して頂き、診察時に医師に舌下免疫療法の希望をお伝え下さい。他クリニックでのアレルギー採血結果がある場合は、ご持参ください。ただし、前回の検査から時間が経っている場合は、アレルゲンが変わっている可能性があるため、再度当院での採血が必要になることもございます。アレルゲンについて口頭での申告のみでは、開始できません。
鼻の副鼻腔という場所に炎症が起きる病気です。風邪の症状が現れて1週間ほどしてから、風邪に続いて細菌感染が副鼻腔に起こり、発症します。
始めはサラサラとした水っぽい鼻汁が出ますが、時間がたつにつれ、粘り気のある鼻汁になり、鼻つまりが起こります。 こうなると、口呼吸やいびきを引き起こします。
鼻汁は鼻の前へ出るものを『鼻漏』といい、鼻の奥からのどへ流れるものを『後鼻漏』といいます。
この後鼻漏が、痰として吐き出されたり、痰がのどに貯まることで咳の刺激になったりします。その結果、風邪が長引いていると勘違いされることもあります。
鼻が詰まるとにおいがわからなくなります。この膿が、おでこの空間(前頭洞)で炎症を起こすと頭痛の原因になります。またほっぺたの空間(上顎洞)で炎症をおこすと、顔面痛の原因になります。これが、虫歯がないのにあたかも歯が痛く感じる理由です。
抗生剤の入ったネブライザー(吸入器)などを使った処置、また鼻汁をきれいに掃除をする処置を行います。細菌を抑える抗生剤や鼻腔の粘膜の腫れを抑える薬を飲みます。
改善が見られない場合は手術が必要となりますので、手術経験が豊富な専門施設へ紹介をします。
嗅覚障害は、匂いが分かりずらい、全く匂いがしない、もしくは別の匂いに感じるというような症状があります。
嗅覚障害の主な症状は、もちろん匂いがしにくいことです。匂いが弱くなると食物の味が分からなくなることもあります。
原因は風邪などのウィルス感染やアレルギー性鼻炎、鼻中隔歪曲症、慢性副鼻腔炎などの鼻のトラブルが原因となるものから、頭部外傷、特定の薬物、神経疾患などの臭いの神経そのものの機能が低下する場合などがあります。
嗅覚障害の治療は原因によります。
風邪やアレルギーが原因の場合、その病気の治療により嗅覚は通常戻ります。鼻中隔歪曲症や副鼻腔炎の場合は、手術が必要なこともあります。
原因が特定できない場合や神経因性の嗅覚障害の場合は、治療が難しく、リハビリテーションや生活上の工夫が求められることもあります。
人間の体には、体の外から入ってきた異物を取り除くような仕組みがあります。本来は無害な物質でも体が過剰に反応してしまう状態を『アレルギー反応』と言います。
またそのアレルギー反応を引き起こすものを『アレルゲン』と言います。
アレルギー性鼻炎は、特定のアレルゲンに対する体の過剰な反応によって引き起こされる鼻の炎症です。 アレルゲンには花粉、ダニ、ハウスダスト、ペットの毛、カビなどがあります。
これらに触れると、体はヒスタミンという物質を放出し、鼻の粘膜が腫れ上がり、症状を引き起こします。
アレルギー性鼻炎の典型的な症状は、鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、鼻のかゆみ、目のかゆみ、水っぽい目などです。一部の人々では、疲労感、頭痛、喉のかゆみ、耳の圧迫感などの症状も現れることがあります。
アレルギー性鼻炎の治療は、症状の軽減とアレルギー反応の管理が主な目的です。
まず大事なのは、アレルゲンに触れない、回避することです。
飲み薬である抗ヒスタミン薬、ステロイド点鼻スプレーが一般的です。この飲み薬にはたくさんの種類があります。場合によってアレルギー性鼻炎の症状を抑える効果がマイルドだったり、逆に眠気が強く出てしまったりすることがあります。
同じお薬でも効果や眠気の副作用には個人差がありますので、自分に合った薬を飲みましょう。
患者さんの症状やライフスタイルに合う薬をご案内します。
その他にもアレルギー性鼻炎の治療としては以下の方法があります。
特定の植物の花粉に対する過敏性反応(アレルギー)により発症する病気です。日本では特にスギやヒノキの花粉が問題となることが多いですが、これら以外にもアレルギーを引き起こす植物には、イネ科のカモガヤやハルガヤ、キク科ブタクサ、ヨモギほか、さまざまの種類があります。
花粉症の典型的な症状は、鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、目のかゆみ、赤み、涙、喉のかゆみなどです。重症化すると頭痛や喘息のような呼吸困難を引き起こすこともあります。症状は花粉が飛散する季節に特に強く現れます。
スギ花粉は、主に2月下旬から4月にかけて多く飛散します。ピークは3月前後とされています。 ヒノキ花粉は、スギ花粉と比べてやや遅く、3月から5月にかけて飛散します。ピークは4月前後となります。
秋の花粉は、ブタクサやヨモギなどが原因になり10月頃が多くなります。春花粉との異なりそれほど広範囲に飛散しないため、家の周りに緑が多かったり、田んぼや畑があると発症しやくなります。
アレルギー症状の原因物質であるエキスを体内に少量ずつ取り込むことで、体の中にある物質と体に錯覚させ、慣れさせていきます。根本的な体質改善が期待できるアレルゲン免疫療法の一つです。5歳以上でダニアレルギーまたはスギ花粉があると診断された方が対象です。
ダニアレルギーとスギ花粉の舌下免疫の薬は、舌の下に置いて飲み、唾液で溶ける錠剤です。痛みはなく、お子さまでも自宅で簡単に服用できます。
当院ではスギ・ダニの舌下免疫療法が可能です。診察予約して頂き、診察時に医師に舌下免疫療法の希望をお伝え下さい。他クリニックでのアレルギー採血結果がある場合は、ご持参ください。ただし、前回の検査から時間が経っている場合は、アレルゲンが変わっている可能性があるため、再度当院での採血が必要になることもございます。アレルゲンについて口頭での申告のみでは、開始できません。
レーザー手術が可能かどうかは、初回の診察で医師が判断し、その後手術の日程を決めていきます。まずは一般診察の予約をお取りください。
他クリニックでのアレルギー採血結果がある場合は、ご持参ください。ただし、前回の検査から時間が経っている場合は、アレルゲンが変わっている可能性があるため、再度当院での採血が必要になることもございます。
鼻をすすると、中耳炎になることがあるため、かんだ方がいいです。