魚の骨がのどに刺さってしまった場合、当クリニックでは対応が可能です。扁桃などの口の中から見える場所に刺さっている場合は、簡単に取り除くことができることが多いです。また、のどの奥の方に刺さっている場合でも、鼻から内視鏡カメラを使用して摘出することができます。
味覚障害は、体の必須であるミネラル成分である亜鉛が減少することで起こることが多いため、血中の亜鉛濃度を調べます。
また亜鉛以外にも鉄欠乏性貧血になると、舌の表面がツルツルになり味覚障害が起こることがあります。
昨今は新型コロナ感染症の後遺症として、味覚障害が注目されています。
詳しい原因は分かっておりませんが、嗅細胞に新型コロナウィルスがダメージを引き起こし、匂いがしなくなることが一因とされています。
嗅覚障害に伴う風味障害が同時に起こることはよくあります。
匂いがしないと味が鈍くなることは経験的に理解できるかもしません。
元々は、以下のような原因が挙げられます。
味覚障害の治療はその原因によります。 亜鉛や鉄の補充をすると改善することもあります。医薬品の影響が原因であれば、他の薬への切り替えや量の調整が必要な場合があります。
新型コロナウィルスによる味覚障害や嗅覚障害はほとんどの方が自然に軽快します。
特に30歳以下の若年者が多いと言われております。60-80%の人は2週間以内に自然治癒することが多く、急いで治療する必要はありません。
味覚には『甘味』、『酸味』、『塩味』、『苦味』、『旨味』の5種類が存在します。これらが同時に低下して味を感じなくなることあれば、別々に味覚がダメージを受けることもあり、何を食べても『苦い』とか『塩っ辛い』ということもあります。最終的にはすべて回復することが多いです。
扁桃炎とは口蓋垂(こうがいすい:のどちんこ)の左右に一個ずつある口蓋扁桃に、ウイルスや細菌による炎症が起こる病気です。
扁桃は赤く腫れ、しばしば白い膿を持ちます。
風邪のような症状(高熱や寒気、頭痛、全身の倦怠感、関節痛)と強い咽頭痛が現れます。のどの奥を見ると、両脇が赤く腫れているのが観察されます。
痛いのを我慢していると、扁桃の周りに膿がたまる扁桃周囲膿瘍になったりします。
抗生剤や痛み止めの薬を飲みます。痛みで食事ができないほどひどい場合は点滴を行うこともあります。
重症化して扁桃周囲膿瘍になった場合は、切開をして膿を出す処置を行ったり、入院となることもあります。
毎年扁桃炎になるのはしんどいし、学校を休んだり、仕事ができなくなったりするのはつらいものです。手術をしようか迷っている時の目安について話をします。扁桃摘出術の手術適応は『病院で治療を受けないといけないほど、熱が出たり、喉が痛かったりする症状が出現する回数が、年に4回以上ある』ことです。
また扁桃が大きすぎると睡眠時無呼吸症候群やいびきの原因になります。お薬の治療や肥満の改善をしてもよくならない場合は、扁桃摘出術をする場合もあります。
それ以外にも、扁桃でつくられる抗体は、本来体内に侵入してきた細菌やウィルスをやっつける役割があります。しかしこの抗体が間違えて腎臓を敵だと認識してしまい、遠隔的に腎臓に傷めてしまうこと(IgA腎症)があります。これを病巣扁桃といいます。この腎臓の病気(IgA腎症)の悪化を防ぐために扁桃をとることがあります。
のどの使い過ぎによる一時的なのどや声の異常は心配無いのですが、そうした状態が数ヶ月続く場合や、徐々に進行する場合、また反復して起こる場合などは、原因を特定するために、耳鼻咽喉科医にご相談ください。
扁桃炎や咽喉頭炎、気管支炎など、よく見られるのどの病気から、声帯ポリープや悪性腫瘍、ぜんそく、アレルギーなどが関連している場合もあります。
脳・脳神経の変性疾患や腫瘍などで、のどの感覚異常・運動障害が生じていることもあります。
とにかく原因はさまざまであり、場合によっては喉頭がんや咽頭がんなどの重い病気のシグナルであることがありますので要注意です。
溶連菌感染症は、主にA群β溶連菌という細菌によって引き起こされる感染症です。この細菌は主に喉と鼻に感染し、急性咽頭炎を引き起こすことが最も一般的です。子供によく見られ、特に5歳から15歳の間で頻繁に発生します。
溶連菌感染症の典型的な症状は、喉の痛み、発熱、頭痛、腹痛、吐き気、そして赤くて腫れた扁桃腺です。時には発疹が出現することもあります。喉の激しい痛みや突然の発熱が特徴的です。
溶連菌感染症は通常はペニシリン系抗生剤またはセフェム系抗生剤が処方され、感染が完全に治まるまで正しく服用することが重要です。症状が改善しても、指示された期間全て薬を服用することで再発を防ぎます。
当院では10分で判定できる迅速検査が可能です。
魚の骨がのどに刺さってしまった場合、当クリニックでは対応が可能です。扁桃などの口の中から見える場所に刺さっている場合は、簡単に取り除くことができることが多いです。また、のどの奥の方に刺さっている場合でも、鼻から内視鏡カメラを使用して摘出することができます。